FA
(Factory Automation)
IoE(Internet Of Everything)社会の
新たなファクトリーを顧客とともに
”共創”する
ワイヤレス給電による
製造ラインの
"メンテナンスフリー"
FAを志向する製造業において、可動部センサーの高頻度な断線によるラインの停止で多額の機会損失が生じています。
例えば、自動車の製造工程であれば、1分間に300万円程度の価値を生み出すことが可能ですが、断線によるラインストップにより数億円の機会損が生じています。
また、配線依存のセンシングにより、配線のしにくい箇所へのセンサー設置が困難であることと、センサーレイアウトの柔軟な変更を阻害しています。
Aeterlink技術(AirPlug™︎)の特長
当社のワイヤレス給電システム”AirPlug™︎”により、可動部の断線や配線のしにくい箇所のセンサー類をワイヤレス給電によりメンテナンスフリー化、高速データ通信による情報のリアルタイム取得が可能になります。
"物理的制約"を超えた新たなセンサーネットワークの創造をご一緒したいと考えています。
遠距離への高効率の給電
従来は50cm程度が限界であったワイヤレス給電技術を、10m以上先に数mWの給電を可能にしました。世界で初めて実用化可能なレベルでの長距離給電技術を提供しています。
角度依存性なし
全方位アンテナにより、動体・回転体など“動いているもの”への給電も可能です。
“可動部”のセンサーもターゲットとすることができます。
“環境適応型”アダプティブアンテナ
ペースメーカーなど、人体への埋め込み型医療機器へのワイヤレス給電技術の知見を土台とした、小型製品の提供が可能です。
製品によって異なる要件にあわせて、複数のアンテナ形状のラインナップを保有しています。
高速データ通信
5msecおきのデータ通信を低消費電力により実現しました。リアルタイム情報を取得することができます。
また、幅広い製品に応用できるよう電力受信機の専用ICチップ化をおこなっています。
Why Aeterlink?
なぜFAには
ワイヤレス給電技術が
必要不可欠か?
増え続けるセンサー = 増え続ける給電対象
産業用ロボットの開発など、技術革新によりFA周辺機器の性能は飛躍的に向上しています。
また、製造業は、センサーを用いた”デジタルツイン”の実装が、他業界と比べ先行している分野であるといえるでしょう。
生産品質向上や製造工程の柔軟性向上のため、今後さらにセンシング対象、データ量が爆発的に増加することが予測されています。
次の時代のキーワードとなるのが「IoE(Internet Of Everything)社会」です。
2029年より開始予定の6G規格は、そのIoE社会を前提としており、既に規格策定が各国で開始されています。
IoE社会ではあらゆるものがインターネットに接続します。例えば可動部のセンサーでだけではなく、完成品や仕掛品を含めたあらゆる物にセンサーが取付けられます。収集されたデータはAIにより解析され、生産工程の可視化/最適化が進むでしょう。
「電源供給」が、FA最大のボトルネック
FA構築のための検討手順は、
- データ収集
- データの可視化/予測
- 情報処理システムによる相互制御
の3段階のフェーズに分かれます。
- データの収集
“電気供給”がボトルネック - データの可視化/予測
- 情報処理システムによる相互制御
第一に検討するべきである「1.データ収集」のフェーズでは、センシングとネットワークへのデータ送信が必要ですが、当然これには何かしらの「電源」が必要になります。
我々は、「1.データ収集」において「電源供給」手段が大きな障害になっていると考えています。
これまでFAの領域では、電源供給の多くを配線に依存してきました。しかし断線によるラインの停止や管理メンテナンスなど、製造現場に多くの負荷を強いているのが実情です。バッテリーによる給電においても頻繁な電池交換メンテナンスが必要になります。さらに、太陽光などを利用したエナジーハーベストなどの技術も発電量の小ささ、電力供給の不安定性など生産ラインすべての給電をまかなうことができていません。
これらの給電アプローチは、センサー実装をある意味「強引に」実現している状況と言えます。
さらに前述のとおり今後はセンシング対象が爆発的に増加していきます。従来の給電方法では実装は事実上不可能であり、「電源供給」がFAのボトルネックとしてさらに顕在化するのは間違いありません。
導入事例紹介
NEDO
FAロボットセンサー用の中距離無線給電・データ伝送技術の開発を行い、2020年のNEP(NEDO Entrepreneurs Program )、20201年のSTS(Seed-stage Technology-based Startups.) に採択されました。
大手センサーメーカーA社 お客様の声
技術開発ご担当者様